不妊・子宝のご相談|京都市右京区の不妊・子宝相談、漢方相談薬局「今村薬局」

不妊・子宝のご相談|京都市右京区の不妊・子宝相談、漢方相談薬局「今村薬局」

  • 営業時間
    月~金 10:00~18:30(木曜を除く) / 土 10:00~15:00
    定休日
    木曜・日曜・祝日
  • 075-861-0537

不妊・子宝のご相談

不妊・不育とは

日本産科婦人科学会では、妊娠を希望していて妊活から1年を過ぎても恵まれない状態を『不妊症』と定義しています。
漢方では不妊症のことを『不孕・不育』といい、女性側に原因があるものを女性不妊症、男性側に原因があるものを男性不妊症と考えています。
不妊症に悩むカップルは10組に1組いるといわれており、その中で女性側に原因があるものは約40%、男性側に原因があるものは約40%、男女双方に原因があるものは約20%といわれております。
こういった現状を踏まえて、当店では不妊にお悩みで来店される場合は、ご夫婦そろってでのカウンセリングをおすすめしています。
ご夫婦お2人の大切なことですので、共に頑張るというのがなによりも大切なのです。

漢方を使う不妊治療の考え方

女性不妊症の原因で一番多いのは『冷え』と『血不足』によって、胞宮(子宮)に精血が充実されないためとされています。
妊娠しやすい胞宮(子宮)はたくさんの血液であふれて、子宮内膜が厚くいわゆるふかふかのベッドのような柔らかい状態で、受精卵が着床しやすい環境です。
妊娠しにくい体の原因には、冷えやすい体質・血の滞り・血不足などが挙げられます。そして、気滞(ストレス・不安)も大きな要因です。
漢方では、自律神経のバランス(気の巡り)・血液循環(血の巡り)・水分循環(水の巡り)である『気・血・水』のバランスが良いことが健康体とされています。
漢方を処方することで、 『気・血・水』のバランスを正常な状態に導き、受精卵が着床しやすい環境をつくるお手伝いをします。

未病という考え方と不妊治療

漢方を含む東洋医学には、『未病』という考え方があります。
例えば、妊娠を望んで当店にご来店される方の多くは、器官そのものに問題があるわけではなくても、冷え性・生理痛・生理不順など、『ちょっとした体調不良』と判断されるような症状を抱えているケースが多く見られます。
漢方の分野ではこのような症状、状態を『未病』と捉え、そこにアプローチして改善していくことで、妊娠しやすい体調・体質に導いていくことができます。
体質が改善・向上すれば子宮内膜や卵子の状態もよくなりますから、結果的に妊娠する力を高め、出産に向かってもプラスになる体作りに繋がるのです。

不妊・不育で漢方を使う目的

ホルモンバランスを整えるサポートをします。

ホルモンのバランスと妊娠のしやすさには密接なつながりがあります。女性ホルモンは卵巣から分泌されるタイプと、脳から分泌されるものとに分けられることがわかっていますが、漢方薬はその両方のホルモン分泌システムにアクセスし、適正な分泌状態を促すことができます。
漢方薬は自律神経のバランスを整えることを得意としており、脳と卵巣のそれぞれのホルモン分泌量のバランスを整えて体調を良くすることを助けます。
また、血液の流れを良くする漢方を処方すれば、女性ホルモンが子宮や卵巣にしっかり届きやすくなりますから、妊娠するための力をアップすることができるのです。

身体全体の冷えやコリの改善

不妊について考える時は、どうしても子宮や卵巣ばかりに着目しがちです。
しかし東洋医学では、血行不良や身体のコリなどがあることも、気血の流れを妨げるものとして妊娠に影響すると考えます。
漢方は血行を良くしたり、身体の冷えやコリを取り除く『未病』の改善を得意としていますから、お客様の体質自体を好ましいものに変えながら、妊娠に向かって身体を高める手伝いができるのです。

漢方薬で体に栄養を補います

一般的には『血』という文字は『血液』を連想させるものでしょう。しかし、漢方の分野では『血(けつ)』という言葉は身体に取り入れたり流れたりしている栄養分も含んでおり、骨格、臓器、皮膚、ホルモンなどすべては『血』からできていると考えます。
このような考えから、漢方薬には『補血薬』と呼ばれる生薬が多数存在しており、例えば当帰(とうき)・地黄(じおう)・芍薬(しゃくやく)・竜眼肉(りゅうがんにく)などが、身体に必要な栄養分を補い、妊娠を助けるとしています。

心と体のケアをしていきましょう

心の状態にはさまざまな事が影響してきます。脳・免疫・代謝のバランスを整える事によって、精神的な安定に繋がります。赤ちゃんを授かるためには、まずお母さんの体の準備が重要です。最も適した漢方薬を処方する事によって安全に赤ちゃんを授かりやすい体へ近づけていきます。

冷えと血虚を解消する
補血という考え方について

漢方は気血の流れを重視しており、『補血剤(ほけつざい)』、『活血薬(かっけつやく)』、『補気薬(ほきやく)』などの生薬を組み合わせて血虚(けっきょ:血液の不足や血行が悪い状態)の改善にあたります。
血を補うための補血剤には、肝の血を補う当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく)・地黄(じおう)や、心の血を補う小麦(しょうばく)・酸棗仁(さんそうにん)・竜眼肉(りゅうがんにく)などがあります。

『肝の血を補う』というのは、栄養状態を改善して身体の状態を良くすると言い換えればわかりやすいと思います。一方の『心の血』とは精神の状態を安定させることで、漢方では心身の両面を改善して不調を取り除いていくことを重視しています。

当店の想い

女性の心と体の悩みを専門として、15年近くカウンセリングしてきました。
子宝相談では新しい命を育むお手伝い。
妊娠から出産までのサポートをさせていただき、赤ちゃんにお会いするその瞬間は大きな喜びをもらえます。
元気を失った女性たちが、仕事・家事・子育てに自信がなくなって、つらいときにそのサポートをさせていただき、元気を取り戻せた時も嬉しい気持ちになります。
『頑張る女性を応援したい』それが当店の想いです。

冷えについて

不妊の原因として挙げられる
代表的な症状『冷え』

なかなか妊娠に至らない原因の1つの『冷え』。
漢方では、冷えの原因の1つに身体が弱い『素体虚弱』という考えがあります。
体を温める力(陽気)が不足しているという考え方です。
もう1つは食物が原因の『飲食の不節(不摂生)』があります。
四季折々の食物を食さず、好きなものばかり食べていると冷えの症状を引き起こしやすくなります。
当店では、妊娠しやすい体づくりのために、食についてのご相談もさせていただきます。
冷えにかかわる臓腑は『肝・脾・腎』です。特に腎が冷えると妊娠に影響すると考えられます。

腎について

腎とは西洋医学では腎臓です。腎臓は解毒をしてくれる大切な臓器のこと。
漢方医学では『腎は精を臓し、発育・生殖を主る』と考えられ、腎は成長・発育・生殖と深くかかわるとしています。
精とは生命の根本です。父母から受け継いだ精(先天の精)が、飲食物からつくられた栄養(後天の精)の滋養を受けて形成されます。
精は腎に蓄えられていますので、腎精といいます。この腎精が不足することを『腎虚』といって、生殖能力が弱っている状態ともいえます。

腎精の不足

不妊(不孕)症・不育症といった、男女ともに共通する生殖能力の弱さの原因としてまず挙げられるのは、現代の食生活の乱れに起因する腎精の不足です。
日本は四季があり、その四季の旬のものを食すると元気でいられます。
生産技術が進み、一年を通して食せるものが増えました。食の欧米化・簡単に食べられる食品・食品添加物に含まれる環境ホルモンなども原因の1つです。
当店では、そういった身近な食生活も含めてカウンセリングさせていただきます。

冷えを治す

冷えにかかわる臓腑。
肝(血を造血する)
脾(栄養を吸収する)
腎(生殖能力を高める)
冷えやすい体質は、この3つの臓腑が虚しています。
食生活の改善と共に、漢方薬は冷えやすい体質の改善のお手伝いができます。

血虚について

血虚とは血が不足して
体が栄養不足になっている
状態です

女性は腎精(この場合は女性ホルモン)が充実してくると初潮を迎え、身体が妊娠できる準備を整えていきます。
毎月の生理は、体が妊娠の準備を行い、卵子が受精しなければ子宮内膜が剥がれて血液と一緒に体外に排出されるという仕組みのものです。
男性と違い、毎月の生理は体に大きな負担となりますし、排出した血が補えないと血が不足する状態になりますので、体調が崩れて不妊の原因ともなります。
漢方医学では、この血が不足した状態を血虚といい、漢方を使った不妊治療の中心となります。
当薬局では、血虚を補う治療は必須だと考えています。

血虚になる原因

漢方では『肝が血を蔵す』としています。
脾(胃腸)で栄養を吸収して、肝臓で血を造血して巡らせるという考えのもので、『肝』は血を貯蔵して体の血量を調整して、全身に栄養を供給する大切な役割を持ったものだと考えています。
漢方でいう『肝』は、血だけではなく『気』も巡らせるところでもあるため、ストレスを抱えていたり不安な気持ちがあると気が停滞するため、気や血の巡りが悪くなります。
最近では、パソコン・スマートフォンといった電子機器の使用が日常的になっていますが、それらの使用時間が長くなっていることも、血虚の原因の1つです。
血を増やすには、栄養と共に気の巡りも良くする必要があり、妊娠を成功させるのに大切なことだと当店では考えています。

血虚で良く起きる症状は?

血虚の代表的な症状は、フワフワと浮遊感のあるめまい・動悸・月経血過少・月経過多・低温期から高温期に上がるときに体温がスッと上がらないなどさまざまです。
カウンセリング時には、必ず基礎体温表をもとに、その方の体質を見させていただきます。

不妊症と漢方

すこやかな妊娠と出産のために

母体をしっかり作り上げ赤ちゃんを授かる準備をしましょう。

妊娠しやすい身体をつくるために、栄養がしっかり体に行き届くよう血の流れなどを健康な状態にしていきます。 お母さんのおなかの中の状態を命が宿りやすいふかふかな子宮内膜にすることで無理な不妊治療をしなくても赤ちゃんを授かることが出来ます。 体内をめぐる『血』や『水』を漢方によって正常な状態にして体の準備をしていきます。

漢方薬がいいのはどうして?

病気に効く薬を選ぶ西洋医学に対して漢方医学は人はそれぞれ個々の体質を診て薬や薬の量をえらびます。 そのため、できる限り負担の少ない体質改善を行なえるのが漢方です。 市販のお薬の場合は副作用などの心配もありますが漢方はそういった心配はありません。自然の成分で体の免疫力や治癒力を高めることで根本的な身体の改善を行なえるのが漢方です。
処方以外にも、お話しすることで他にも改善が見えてくる事があります。 病院の不妊治療についても合わせてアドバイスすることもございますので、まずは今村薬局でお話ししてみませんか?

不妊症で使われる代表的な漢方薬

●冷え性の改善

女性の体は大変冷えやすいようにできています。しかし、妊娠には安定した体温と子宮の状態が必要不可欠。 そのため代表的に用いられるのは冷え性を改善する漢方です。冷え性は生理不順や生理痛で排卵のペースを乱してしまいその結果受精卵が着床しにくくなるという結果になります。
冷えの治療はとても重要なことなのです。

●血の巡りを良くする漢方薬

貧血などの症状は女性にとても多く妊娠しにくくなる要因としても大変大きくかかわっています。そのため今村薬局でも血の巡りを良くする漢方をおすすめしています。妊娠以外にも立ちくらみなどの症状の改善に効果があり、女性の代表的なお悩みは血の巡りを改善することで良くなることが多いのです。

●代謝をよくする漢方薬

身体の水分がうまく調整できないとさまざまな問題が出てきます。妊娠にももちろん影響してきますし、それ以外にも大きな病気を招く事もありますので身体の『水』の流れは重要な役割を担っています。 余計な水分をちゃんと排出し身体を健康な状態に保つことで、健康な子宮ができて妊娠しやすくなります。

●精神の安定

現代では多くの方がストレスによる影響を受けています。漢方医学では精神の事を『気』の巡りと言いこの『気』を安定させる漢方もたくさんあります。しかし心は人それぞれ違ったものなので一概に『これがいい』というものがありません。今村薬局ではそんな一人ひとりの状態をしっかり理解するために多めの診断時間を取らせていただいて患者様の事を理解するところからはじめています。

漢方で負担のない不妊治療

現在不妊治療はすばらしく進化していますが、検査と薬投与を繰り返す治療は母体への影響少なくないと考えています。
母体への負担ができるだけ少なく、自然に近い妊娠のために、妊娠しやすい体づくりは必要です。
当店では、古来の漢方治療と栄養補助食品をうまく合わせた提案をしています。

自然に近い漢方薬

何千年もの昔に、先人たちは自然の中で生きる人間が外邪(風・寒・湿・熱)の侵入により、体が異変を起こす変化を自然の生薬で立て直す術を生み出してきました。
西洋医学の薬の進化も素晴らしいもので、必要なものですが、困るのは副作用です。
漢方薬は人間が本来持っている力を引き出してくれ、少ない副作用で体質改善に導いてくれます。

不妊治療には自信を持って漢方をお勧めいたします。不案な気持ちがより一層不妊症を悪化させる原因ですので一度、お気軽にご相談ください。一緒に不妊症と向き合ってみましょう。

男性不妊と漢方

男性不妊について

不妊に関してはもちろん女性の側だけでなく、男性の側に何らかの改善すべき状況があるケースも多く見られます。特に最近の生殖年齢にある日本人男性には、精液の量や質が低下しているというデータも多数存在しています。

もう少し細かく言うと、精子を作る造精機能障害という状態にあるケースが多いのですが、その原因の多くは不明のままです。
東洋医学では、精子の問題は『腎』に関連すると考えられており、腎の状態を補うことで不妊を改善できるケースも多数あります。
不妊でお悩みの方は、男女の性別を問わず、まず当薬局にお気軽にご相談ください。

こんな症状はありませんか?

精子の数が少ない、性欲がない、疲れやすいという方

『腎』の不調は胃腸が弱っていることから来ているケースもあり、精子を作る機能の低下が見られます。このような状態であれば、鹿茸(牡鹿の角)や海馬(タツノオトシゴ)からとった漢方で精を付け、精子の状態や性欲の不足、疲れやすさを補うことをお勧めします。
また、並行して体を冷やさないようにして、睡眠を十分にとることなど日常の暮らしにも気を配りましょう。

精液量・精子の数が少ない、暑がり、冷たいものをよく飲むという方

身体に熱がこもりやすい人は、精子の量や数が少なくなりがちです。このような場合はサウナや熱すぎる風呂は控え、下着も風通しの良いものを選ぶ、辛い物の摂取や深酒を避け、緑黄色野菜を多くとるなどの配慮をしてください。
日常の習慣の改善に合わせて、漢方薬でも身体の余分な熱を取り払うことができますので、まずは当薬局にご相談ください。

血圧や中性脂肪が高い、メタボ気味、静脈瘤があるという方

メタボ気味の方は血液がドロドロになりやすく、精嚢内にも血液が上手く流れないことから精子を作る働きも低下しがちです。
喫煙は精子の数を減少させますし、精子の運動量を低下させ、EDにも繋がりますから不妊治療上良いことはありません。できれば禁煙、できなくても喫煙量の低減を考えましょう。
また、禁欲のしすぎも精子の状態を悪くしますので、適度な射精も必要です。

CONTACT

ページトップへ戻る